身体的効果
また障害者にとって、日光を浴び、外気に触れながら適度な軽作業を行うことにより生活リズムを整えることができ、運動不足の解消が期待できます。
精神的効果
農作物を育てる過程において、責任感を養い、喜びを感じ、精神的なストレスも軽減します。自然との触れ合いにより季節を感じことが五感への刺激になります。又、収穫という将来への楽しみは「生きがい」を生み出します。
社会的効果
農作物の栽培から一連の作業を他者と共同作業することにより、グループへの帰属感が養われ「社会性の維持」が期待できます。
①Mさんのご両親
人生の長い期間を占める青年期以降についても、安心できる職場環境で可能なかぎり社会と関わっていてほしいと思うものです。
学校や施設に通っていた時は自然といろんな方と関わることが多かったのですが、成人になってからは、家の中で閉じこもることが多くなってしまいました。なにができるのか、本人にも私たちにもわからず、外にでて仕事をしてみたいという希望もなかなか見いだせないでいました。農業に就労することで、私たちに自信と楽しさを得ることができました。
日本の農業の担い手が年々減少して食料自給力も低下し続けている中で、近年、障がい者は農業における貴重な担い手として期待されています。
私たちは「障がい」を一つの「個性」と捉えています。誰にでも「できること」と「できないこと」、「得意なこと」と「不得意なこと」があるとは思いませんか?障がいも、こうした一人一人の個性の一つと考えます。できること・できないことを踏まえ農業の作業を分解し、お互いに補える関係から、全員が働きやすく、安全な職場つくりを一緒にしていけたらと思います。
また、 軽農作業を通して、障害者の方々が社会の一員として、働くことの喜びをはぐくみ、リハビリ効果も期待できます。
得意なことを伸ばすことが個性の発揮に繋がると考え、皆さんの能力を最大限に活かせる職場を農業で一緒に作っていきませんか?
ご興味を持っていただいた方と直接お話しできる機会を楽しみにお待ちしております。
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障害者様、保護者様、施設担当者様へ