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【5分でわかる!】就労継続支援のA型とB型のちがい|給料・仕事内容・対象者を解説

就労継続支援 A型 B型 違い

「就労継続支援のA型とB型、名前は似ているけど何が違うの?」「自分はどちらを選べばいいんだろう?」と悩んでいませんか?

この記事では、就労継続支援のA型とB型の違いを、給料・仕事内容・対象者といった気になるポイントから、誰にでもわかるように解説します。

この記事を読めば、それぞれのメリット・デメリットがすっきり理解でき、あなたに合った働き方を見つけるヒントが得られるはずです。

目次

この記事を読むと分かること

  • 就労継続支援とは何か?
  • A型とB型の違いは?
  • 自分に合うA型とB型の選び方とは?

そもそも就労継続支援とは?わかりやすく解説

「障害や病気があって、一般企業で働くのは少し不安…」「自分のペースで働ける場所はないかな?」そうお考えの方をサポートするのが「就労継続支援」です。

ここでは、就労継続支援についてもう少し詳しくお話していきます。

就労継続支援の目的とできること

「就労継続支援」は、障害者総合支援法という法律に基づいた福祉サービスの一つです。

障害や難病のある方が、支援を受けながら働く機会を得て、社会参加や自立を目指すためのものです。働くことを通じて、スキルアップしたり、生活リズムを整えたり、仲間と交流したりする場でもあります。

就労継続支援を利用することで、具体的には以下のようなことが可能になります。

  • 事業所という職場に通い、生産活動(仕事)を行う
  • 仕事の成果に応じて、給料(賃金・工賃)を受け取る
  • 専門の支援員から、仕事の進め方や体調管理についてアドバイスをもらえる
  • 他の利用者と一緒に働くことで、コミュニケーションの機会が生まれる
  • 生活リズムを整え、安定した毎日を送るきっかけになる

このように、就労継続支援は「働きたいけど不安がある人」に対して、無理のない形で働く場とサポートを提供してくれる福祉サービスです。

就労移行支援との違いとは

就労継続支援とよく似た名前のサービスに「就労移行支援」があります。この二つは目的が大きく異なるため、自分に合ったサービスを選ぶことが重要です。

一言でいうと、就労継続支援は「働く場所そのものを提供するサービス」、就労移行支援は「一般企業へ就職するための訓練を行うサービス」です。下の表で具体的な違いを見てみましょう。

就労継続支援(A型・B型) 就労移行支援
目的 支援を受けながら「働く場所」として利用する 一般企業への就職を目指すための「訓練」を行う
活動内容 事業所での生産活動(仕事)が中心 就職に必要なスキル習得、職場探し、実習などが中心
利用期間 定めなし 原則2年間
給料(賃金・工賃) あり(A型は賃金、B型は工賃) 基本的になし(一部事業所では工賃が発生する場合も)

もし、将来的に一般企業で働くことを目指していて、そのための準備をしたいのであれば「就労移行支援」が向いています。

一方で、まずは自分のペースで働ける場所を見つけたい、安定して働き続けたいという場合は「就労継続支援」が適していると言えるでしょう。

就労継続支援A型とB型の違いが一目でわかる【比較表】

就労継続支援のA型とB型、名前は似ていますが、働き方や給料の仕組みは大きく異なります。どちらが自分に合っているのかを考えるために、まずはそれぞれの特徴を表で比べてみましょう。

項目 A型 B型
契約の有無 事業所と雇用契約を結ぶ 雇用契約を結ばない
給料・工賃 給料(最低賃金以上が保証) 工賃(生産活動に対する成果報酬)
対象者 一般企業への就職は難しいが、雇用契約に基づき継続的に働ける方 年齢や体力などの理由で、雇用契約を結んで働くことが難しい方
年齢制限 原則18歳以上65歳未満 特になし
働き方の特徴 週20時間以上など、比較的まとまった時間働くことが求められることが多い 週1日・1日数時間からでも可能。体調に合わせて自分のペースで働ける

このように、A型は「雇用」という形で働くため、安定した給料と社会保険といったメリットがあります。一方、B型は雇用契約がない分、自分の体調やペースを最優先に、無理なく働けるのが大きな特徴です。

次の章からは、それぞれの特徴をさらに詳しく解説していきます。

就労継続支援の「A型」を詳しく解説!

就労継続支援A型は、事業所と「雇用契約」を結んで働く福祉サービスです。一般企業で働くのはまだ少し不安があるけれど、安定した収入を得ながらスキルアップを目指したい、という方に向けたサポート体制が整っています。

ここでは、A型の特徴をさらに詳しく見ていきましょう。

A型の対象者

就労継続支援A型を利用できるのは、原則として18歳以上65歳未満の方で、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害や難病などがあり、次のいずれかの条件に当てはまる方です。

  • 過去に就労経験はあるが、年齢や体力の面で一般企業での勤務が難しくなった方
  • 就労移行支援を利用した結果、A型事業所での就労が適していると判断された方
  • 特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、企業からの雇用に結びつかなかった方

「障害者手帳が必須」というわけではありませんが、利用するためにはお住まいの市区町村の障害福祉窓口で申請し、「障害福祉サービス受給者証」の交付を受ける必要があります。医師の診断書や意見書などをもとに、サービスの利用が適切かどうかが判断されます。

A型の仕事内容

A型事業所の仕事内容は多岐にわたります。あなたの興味や得意なことに合わせて、様々な仕事にチャレンジできます。

事業所によって特色があるので、見学などを通して自分に合った場所を探すのがおすすめです。

【A型事業所の仕事内容の例】

  • パソコン作業:データ入力、書類作成、テープ起こし、Webサイトの簡単な更新作業など
  • 軽作業:部品の組み立て、商品の検品・梱包、シール貼り、清掃など
  • 食品関連:パンやお菓子の製造・販売、カフェのホールスタッフや調理補助など
  • 農作業:野菜やハーブの栽培、収穫、袋詰めなど
  • クリエイティブ系:イラスト作成、デザイン、動画編集など
  • その他:クリーニング、施設外でのポスティングや洗車など

これらの仕事を通して、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルなど、将来一般就労を目指す上で役立つスキルを身につけることができます。

A型の給料(賃金)の平均額

A型事業所では雇用契約を結ぶため、支払われるのは「工賃」ではなく「給料(賃金)」です。そのため、各都道府県が定める「最低賃金」が保障されているのが大きな特徴です。

厚生労働省の発表によると、令和4年度の就労継続支援A型における平均月額給料は83,559円でした。

勤務時間は1日4〜6時間程度が一般的で、給料は時給制で支払われることが多いです。フルタイム勤務に近い働き方ができる事業所であれば、さらに高い給料を得ることも可能です。

A型のメリットとデメリット

就労継続支援A型には、安定した収入やスキルアップが期待できる一方で、雇用契約ならではの責任も伴います。自分に合っているかどうかを判断するために、メリットとデメリットをしっかり確認しておきましょう。

メリット

  • 働き方・契約:雇用契約を結ぶため、労働基準法が適用される。
  • 給料・保険:最低賃金が保障されており、安定した収入が見込める。
  • スキル・環境:一般就労に近い環境で、実践的なスキルを身につけられる。
  • その他:勤務条件によっては、社会保険(健康保険・厚生年金)に加入できる。

デメリット

  • 勤務時間や日数が決められており、ある程度の勤怠管理が求められる。
  • B型に比べて求人が少なく、採用には面接などの選考がある。
  • 体調が不安定な時に、自分のペースだけで休むのが難しい場合がある。
  • 原則として65歳未満という年齢制限がある。

 

就労継続支援の「B型」を詳しく解説!

就労継続支援B型は、雇用契約を結ばずに、自分の体調やペースに合わせて働くことができる福祉サービスです。A型事業所での就労が難しい方や、まずは短時間から働くことに慣れたいという方が主な対象となります。

「非雇用型」とも呼ばれ、比較的簡単な作業を行いながら、生産活動に対する「工賃」を受け取ることができます。

B型の対象者

就労継続支援B型は、年齢や体力の面で一般企業やA型事業所で働くことが困難な方が利用できます。

具体的には、以下のような方が対象となります。

  • 就労経験があり、年齢や体力の面で一般企業での雇用が難しくなった方
  • 50歳以上の方、または障害基礎年金1級を受給している方
  • 上記のいずれにも該当せず、就労移行支援事業者などによるアセスメント(客観的な評価)によって、就労面での課題が把握されている方

A型と違い、B型には年齢制限がありません。利用するには、原則として「障害福祉サービス受給者証」が必要になりますので、お住まいの市区町村の障害福祉窓口にご相談ください。

B型の仕事内容

B型の仕事内容は事業所によって多岐にわたりますが、A型に比べて比較的軽度な作業が多い傾向にあります。自分の興味や得意なことに合わせて事業所を選ぶことができます。

【B型の仕事内容の例】

  • 軽作業系:部品の組み立て、商品の検品、シール貼り、DMの封入、袋詰めなど
  • 食品系:パンやお菓子の製造・販売、カフェでの調理補助や接客、弁当の盛り付けなど
  • 農作業系:野菜やハーブの栽培・収穫、農産物の袋詰めや販売など
  • クリエイティブ系:ハンドメイドアクセサリーの制作・販売、イラスト作成、データ入力など
  • その他:施設内外の清掃、クリーニング、パソコンの解体作業など

これらの作業を通して、働くことへの自信をつけたり、生活リズムを整えたりすることを目指します。

B型の給料(工賃)の平均額

就労継続支援B型では、雇用契約を結ばないため、労働の対価は「給料」ではなく「工賃」として支払われます。工賃は、事業所の生産活動による収益から支払われるため、最低賃金制度の適用対象外となります。

厚生労働省の調査によると、令和4年度のB型事業所の平均工賃は月額17,031円でした。ただし、この金額はあくまで平均であり、事業所の仕事内容やご自身の作業時間・日数によって大きく変動します。

近年は、国全体で工賃アップに向けた取り組みが進められており、より高い工賃を目指せる事業所も増えてきています。

B型のメリットとデメリット

B型には、自分のペースで働けるという大きなメリットがある一方、工賃が低いというデメリットもあります。自分に合っているかどうか、以下の表で確認してみましょう。

メリット

  • 体調や都合に合わせて、週1日・1日数時間といった短時間からでも利用できる
  • 年齢制限がないため、何歳からでも利用を始められる
  • 雇用契約を結ばないため、働くことへのプレッシャーが少ない
  • 障害への理解があるスタッフのサポートを受けながら、安心して働ける

デメリット

  • 雇用契約を結ばないため工賃が低く、最低賃金の保障がない
  • 雇用保険や労災保険の適用対象外となる(事業所によっては別途保険に加入している場合もある)
  • 仕事内容が比較的単純な作業に偏る傾向がある
  • 一般就労に直接結びつくスキルが身につきにくい場合がある

 

【結論】就労継続支援のA型とB型どっち?自分に合う判断の基準

就労継続支援のA型とB型のどちらが自分に合っているかを知り、後悔しない事業所選びをすることが大切です。

ここでは、A型・B型それぞれがどんな人におすすめなのか、そして良い事業所を見つけるための具体的なポイントを解説します。

A型がおすすめな人

就労継続支援A型は、雇用契約を結び、安定して働きたいと考えている方に向いています。

具体的には、以下のような方におすすめです。

  • 将来的に一般企業への就職(一般就労)を目指している方
  • 最低賃金以上の安定した給料を毎月得たい方
  • 週20時間以上など、決まったスケジュールで働く体力や意欲がある方
  • 企業などと雇用契約を結んで働くことに抵抗がない方
  • 規則正しい生活リズムを身につけ、社会人としてのスキルを高めたい方

 

B型がおすすめな人

就労継続支援B型は、ご自身の体調やペースを最優先にしながら、社会とのつながりを持ちたいと考えている方にぴったりです。

次のような方に特におすすめできます。

  • まずは自分のペースで、無理なく働くことに慣れたい方
  • 体調に波があり、毎日決まった時間に通うのが難しいと感じる方
  • 雇用契約を結ぶことに不安があり、まずは非雇用型から始めたい方
  • 創作活動や軽作業など、自分の好きなことや得意なことを仕事にしたい方
  • 日中の居場所や、同じ目標を持つ仲間との交流を求めている方

 

良い事業所を見つけるためのポイント

自分に合ったサービスの種類(A型かB型か)が決まったら、次は具体的な事業所探しです。

見学や体験利用を通じて、自分に本当に合う場所かしっかり見極めましょう。以下のポイントをチェックリストとしてご活用ください。

チェックポイント 確認する内容の例
見学・体験利用 必ず1日以上の体験利用をしましょう。事業所の実際の雰囲気、スタッフや他の利用者さんとの相性を肌で感じることが最も重要です。
仕事内容 自分が興味を持てる仕事か、無理なく続けられそうかを確認します。複数の作業がある場合は、選択の自由度も聞いてみましょう。
事業所の雰囲気 スタッフは親身に話を聞いてくれるか、利用者さんが安心して過ごせているか、清潔で安全な環境かなどをチェックします。
給料・工賃の実績 A型は最低賃金が保証されますが、昇給制度があるかなどを確認します。B型は事業所による差が大きいため、過去の平均工賃の実績を必ず確認しましょう。
通いやすさ 自宅からの距離や公共交通機関の利便性を確認します。送迎サービスの有無や、その範囲も重要なポイントです。
相談窓口の活用 市区町村の障害福祉窓口や、相談支援事業所の相談支援専門員に相談してみましょう。客観的な視点から、あなたに合った事業所をいくつか紹介してもらえます。

おすすめの障害者雇用支援サービス「ファーマーズマーケット」のメリット

数ある事業所の中でも、近年注目されているのが農業と福祉を連携させた「農福連携」の取り組みです。

例えば、障害者雇用支援サービス「ファーマーズマーケット」のような事業所では、農業を通じて働くことができます。

農業を通じた就労には、一般的な室内での作業とは異なる多くのメリットがあります。

  • 太陽の光を浴びながら自然の中で働くことで、心身ともにリフレッシュできる。
  • 作物を育てるというプロセスを通じて、大きなやりがいや達成感を得られる。
  • 体を動かす作業が中心なので、働きながら健康的に体力をつけられる。
  • チームで協力して作業することが多く、自然な形でコミュニケーション能力が身につく。
  • 収穫した野菜がお店に並ぶなど、自分の仕事が社会の役に立っていることを実感しやすい。

体を動かすことが好きな方や、自然の中で働くことに興味がある方は、こうした農福連携の事業所を選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

気になる方は是非お気軽にご相談ください。

まとめ

この記事では、就労継続支援のA型とB型の違いを解説しました。一番大きな違いは、A型が事業所と雇用契約を結んで「給料」をもらうのに対し、B型は契約を結ばず、自分のペースで作業をして「工賃」をもらう点です。

A型は安定して働きたい方、B型はまず体調に合わせて働くことに慣れたい方に向いています。どちらが良いというわけではなく、自分の状況や目標に合う事業所を選ぶことが何より大切です。

気になる事業所があれば、まずは見学や相談から始めて、自分にぴったりの働き方を見つけていきましょう。

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